光の中

続けられないことがある。
続けてきたことは、なるべくして、そうなったもの。

苦労し、努力した挙句に、
続けられたわけではない。

続けることができたのは、
そうすることが楽だったものばかり。

今でも私は逃げている。
そのことに気づいてからも、逃げ続けている。

苦労の先には明るい光が差しているはずなのに。
そこで私の名を呼び、励ましてくれている人が
いるというのに。

そこへ向かい続けることのできない私は何なのか。

人は言うだろう。
それは、甘えだと。

人は言う。
そんなことを考えられる余裕がある、ということだと。

前者はよく言われることだ。
聞き飽きた。
個性がない。

自分のことを棚に上げて、
批評家ごっこに興じる。

しかし、私は後者の言葉に救われた。

私には、うだうだ悩めるだけの余裕が、
まだ、あるということなのだから。

それは本気になっていない証拠。
本気になっているつもりだったことに、
気づくことができました。

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